2008年5月 1日

バックアップ環境を考える(USBメモリでKNOPPIX)

今日で4月も終わりました(変な日本語)。思い起こせば今月の初め、鈴木7才最大の危機が迫り、 パソコンのほぼ全データがぶっ飛んだわけですが、必死の努力の甲斐もあり曲データ「以外」全救出と相成りました。今後、 このような惨事を二度と繰り返さないためにも、バックアップ環境について色々と考えてみました。

曲データは、普通にファイルがHDDに入ってるものを根こそぎコピーしておけば良いわけです。曲データと言っても、 サンプリングCDを運用のためにHDDにコピーしてあるものも曲データの一部であり、 こいつらを含めると300GBくらいの容量になってしまうので、DVD-Rなどにちまちまコピーするよりも、 「バックアップ専用HDD」を1台用意して丸ごとコピーしておくのが楽チンなわけです。

100GB単位ともなると、USBの外付けHDDにコピーしていては遅くてやってられないので、 最近よく使うのがeSATA接続のHDD。これは、 内蔵用のSATA(Serial-ATA)HDDを外付けにするための規格(?)で、 要するに間で噛んでるケーブルの形状が違うだけでそのまんまSATAのHDDです。 これだと300MB/sの転送幅を持っているので高速にファイルコピーができます。ちなみにUSB 2.0は480Mb/s。 ビットとバイトで8倍違うので、速度的にはSATAのほうがちょうど5倍の転送幅を持っていることになります。 これならいくら速いHDDをつないでもインターフェースがボトルネックになることはありませんわな。容量を増やしたい時も、 内蔵型HDDをただ買い足すだけなので安上がりですしね。

んなわけで、鈴スタPCのバックアップは近所のPC DEPOTで買ってきた7000円ちょっとの500GB HDDが担っております。

 

ここからは備忘録がてら更にマニアックな話に突入します。お題は「KNOPPIXとUSBメモリとRAID0と私」。読む気、 失せましたか?(笑)でも書きます。なんたって備忘録ですから…!!

 

さて、データはそれで良いとして、Windowsで環境を作っている鈴木は、こいつが起動しなくなると色々と面倒なことになります。 昔はデュアルブートとかやっていたので、片方のOSがぶっ飛んでも、 もう一方のOSを起動させて救うことなどができていたのですが面倒なのでやらなくなっちゃいました。そんな現在、 もっぱらバックアップ用として活用しているのがKNOPPIXというOSです。 いわゆるひとつのLinuxです。CD-ROM1枚に収録されたOSは、CDから直接起動でき、 Windowsのファイルシステム(FATやNTFS)を読み書き出来るので、 たとえWindowsが仮死状態に陥ってもKNOPPIXをCDから起動させてデータの救出ができるというわけです。 そのほかにも様々な機能をもった超強力かつ無料のスンバラシイOSなわけです。

ただ、CD-ROMからの起動だとヒジョーに遅いので、鈴木はこれをUSBメモリにコピーして使っています。 これならCDの1/3くらいの時間で起動するし、アクセス音が無いので静かだし、かなり快適です。 今なら1GBのUSBメモリも数百円で買えるし、一つ持っていても損は無いな、って感じです。

ちなみにUSBメモリからKNOPPIXを起動できるようにするためには、USBメモリにfdisk(qtpartedでもOK? )やらmkfsやらms-sysやらのコマンドを使ってコピーしなければいけないので、興味のある方はここを参照してトライしてみてくださいませ。

※鈴木のPCはGIGABYTE GA-P35-DS4 rev.2.0上のICH9RチップでRAIDを組んでいるため、 USBメモリから起動するためにはBIOSの Advanced BIOS Features > Hard Disk Boot Priority メニューに Enter キーを押して入り、 RAIDアレイとUSBメモリの起動の順番を変えてやらなければいけませんでした。 これでハマって10回くらいUSBメモリにKNOPPIXをインストールし直すハメに…反省。

更に言うと、KNOPPIXにはPartition Imageという超強力なバックアップソフトが標準付属しており、 ハードディスクのイメージを丸ごと圧縮コピーしておけるのです。(Partition Imageの使い方についてはこちらが詳しいので見てみて下さい。 )

コレさえあれば、Norton Ghostのようなバックアップソフトがいらねぇよ!!すげえよ!!!と興奮したのもつかの間。 そこには大きな壁が立ちふさがっているのであった。

…Partition Image、ICH9RのRAIDに対応してねぇぇぇ!!!

どこまで、どこまでクセがあるんだRAID!!めんどくさい割に享受できる利益は動画編集とサンプル読み込みが30% くらい速くなる(体感速度・当社比)だけという。今まで「何となく面白い」という理由でRAIDを組んでましたが(阿呆)、 そろそろ本気でRAIDやめようかしらと思い始めてきました… ひょっとしたらRAIDのせいでチップセットに負荷がかかってn12がHigh Performanceモードでプチってるのかもしれないし。今度時間ができたらn12のほうを検証してみて、 もしRAIDのせいでプチノイズが乗りやすいようだったら脱・RAIDします。

 

結局何が言いたかったのかというと、普通の環境で色々やっている人たちは、 KNOPPIXを知るとシアワセになれるよーというお話でした。今度8GBのUSBメモリが1000円台で手に入るようになったら、 DVD版のKNOPPIXをUSBメモリにインストールして遊びたいと思います。

 

…っていうか、曲作れよ!!!あと勉強しろ、自分!!!!!

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.s7x.net/blog/mt-tb.cgi/207

コメントする