2008年6月 4日

Windows環境でExposé(エクスポゼ)

OSXにはExposé(エクスポゼ)というWindowsにはない超強力な機能があります。コレは、 画面上のウィンドウをボタン一発でタイル状に並べ、重なって見えなくなっているウィンドウも瞬時に視覚的に選べる、という優れものです。 この機能は、ことDTMにおいてはますますもって強力に作用し、アホほど並んだプラグインウィンドウを一発で整列!選択!とできるわけです。 「あ~、開いとったイコライザの設定画面、どこに隠れとるんじゃ~」とぽちぽちマウスで探さなくて済むので、あー楽ちん、というわけです。

そのExposéの機能をWindows上で実現するソフトがあると聞きつけたのは2年前。Otaku Softwareという一見すると日本のソフト会社のように見えるが実は英語圏のソフト会社が開発した「Topdesk」 というWindowsアプリがそれ。Windows XP上でOSXのようなExposéが使用できるようになり、 更にVistaで導入されたFlip 3Dまで使えるようになってしまうのです。しかも、日本のPanda Softwareという代理店で999円でダウンロード販売しているではないですか!と即決購入。しかしそこには大きな落とし穴が。

確かに、TopdeskでExposéっぽい動きはしますよ。でもOSXとの決定的な違いがあったんです。それは… 「MDIの子ウィンドウがタイル状に整列しない!!!」…なんのこっちゃと思う方もいらっしゃるでしょう。とどのつまり、 DTM用途にはほぼ使えないってことです。そう、CUBASEなどのDAW内で立ち上げたVSTプラグインなどのウィンドウは、 CUBASE本体が親ウィンドウ、プラグインが子ウィンドウという親子関係のウィンドウ設計になっているのです。だから、 TopdeskでExposéしても、 CUBASE内で立ち上がっている全てのソフトのウィンドウはひとつにまとめて表示されてしまうのです…!!(皆さんご一緒に、「な、 なんだってーーー!?」)ちなみに、OSXではプラグインのウィンドウも全部バラバラに画面上に表示されます。便利だったなぁ…(遠い目)

まぁそれでも日常でWindowsを使っている時でも結構便利なので、Topdeskはいつも動かしています。 ウィンドウのコーナーにマウスカーソルを持って行くと、ウィンドウが整列するようにも設定できるので、 いちいちキーボードに手を伸ばさなくて済むので便利ですよん。

ちなみに、国内で代理店をやっているPanda Softwareという会社から購入できるTopdeskは最新版ではありません。 本国で買うと、古いバージョンを持っているユーザーは無料で最新版にアップグレード出来るはずなんですが、 国内で買ってしまっているとアップグレードに必要な「オーダーNo.」 が発行されていないためにオンラインで無料アップグレードできないという事態が発生してしまいます。 鈴木も例に漏れずこのような事態に陥ったため、本国に3ヶ月にわたってニセ英語メールを送り続け、 ようやく本日最新版を無料でゲットしました。(なるほど、それでこんな記事を書いたのだな。)

本場のExposéの便利さを使いたいのならMacに戻るしかないのですが、 鈴木愛用のAtomosphere等のプラグインがIntel Mac+Leopardに対応していないので、 Windowsを使い続けるしかありません。ていうか、 CUBASEを使っている時点でWindowsのほうが何かと情報が手に入るので動けません…。早く秋?リリース予定のVista 64bit版正式対応のCUBASEとYAMAHA n12 64bit版ドライバを手に入れて、 メモリ8GB環境で快適なDTMライフをエンヂョイしたいです。

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コメント(2)

な、なんだってーーー!?

気がついたらいつも、ピアノロールが
30個くらい開いてるんですよね(笑)
Xを押しても押しても掘り出されます(笑)

>>ますくん

MMRどうもですwww
ピアノロールが30個も開いていたら、本場OSXのポゼを使ったら判別不能なほど小さいウィンドウが並んじゃうんでしょうね^^;そこはアレです、30インチディスプレイ導入とういことで解決をば。

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