2009年7月 6日

スピーカーをTS-J1710Aに替えてみた

フィット純正のスピーカーではサイバーナビの高音質が泣くだろうということで、安価で高音質なスピーカーを…と探してみました (もうお金が無いので安価は重要)。

そこで行き着いたのがパイオニア(carrozzeria)のTS-J1710A 。 フィット(H19年以降) のドアスピーカーに付くやつの中で価格も適当 (実売16000円前後)、評価もよさげ、 デザインもカッコイイ、 同じカロッツェリア製なので何となく安心ということでコレに決めました。

メーカーサイト carrozzeria TS-J1710A

対抗馬としてアルパインのSTE-172Cもいいかなーと思いましたが、 何か安すぎて不安なのと、ツイーター部分が心許ないのでTS-J1710Aにしました。特に試聴してないので、 本当なら試聴してからのほうが良かったのかもしれませんが、面倒なので決めちゃいました。 今度暇な時に聞き比べはしてみたいとは思っています。

さて、肝心の使用レポートを。

取付

フィットはそのまま取り付けるわけにはいかないので、取付キットを買ってきました。といっても、 普通の取付キットで3000円くらいするので、差額1000円くらいなら、とインナーバッフルcarrozzeria UD-K514を購入。

ちなみに購入店は横浜のネット通販ショップADLです。車で取りに行けば送料無料になるのと、 実際に値段が安く店長の人柄が良いのでここに決めました。(実はZH9900もここで購入)。取付の時のポイントなんかも教えてくれて、 印象が良かったので宣伝しておきます(笑)

まずフィットのドアの内張をはぐ。ネジ2本を外し、取っ手を横にずらし、 パワーウィンドウの操作パネルのコネクタを外したら後は力業でバリバリと剥いでいきます。特に内張剥がしとか無くても、 素手でガンガンいけます。

で、スピーカーが見えたらネジを1本外してスピーカー部を上にずらすとボコっととれます。コネクタを外したら、 スピーカー付属の灰色の変換コネクタをかまして、ネットワークをかまして、いよいよJ1710Aに接続。

ここで音を出してテストして、きちんと音が出たらネットワークを付属のバンドで固定。適当にドア内の柱にくくりつけちゃいました。 そしてインナーバッフルを付属ボルトとナットでしっかり固定。このときに気をつけないと、 ナットがドアの中に落っこちてそのまま亜空間に消えてしまうことになるので慎重にやります。 (ちなみに鈴木は1個ナットを落っことして偶然取り出せるまで1時間近く格闘しました…。)

インナーバッフルにネジでスピーカーをしっかり固定。このときにツイーター(可動部) の角度が運転手の耳の方向に向くように固定しておかないと、高音の聞こえ方が変わってくるので、 スピーカーの取付位置を90度ずつ変えて良い位置を探します。

スピーカーがくっついたら、 インナーバッフル付属のでかいスポンジでスピーカーの音がドアの中に逃げていかないように丸~く貼り付けていきます。このとき、 スピーカーのネットや、その外側の柔らかいところにスポンジの両面テープが付かないように気をつけます。

ここまでできたら、外したときと逆の手順でドアの内張を取り付けていきます。バッコンバッコンはめるだけなので楽ちんです。 ウィンドウのところははめ込みではなく、上から引っかける感じでやると上手くできます。

慣れればドア2枚で1時間くらいで取付できますが、鈴木は慣れてないので3時間くらいかかりました(爆)。さらに、 フロントドアから取り外したスピーカーをリヤドアに取り付けて4スピーカー化までやってみました。 おかげでDVDを観るときの臨場感が増しました(笑)。

音質は…良い感じ。

さて、ようやく音質の話です。取付の話を長々と書いてしまったのですが、音質のほうはあんまり書くことがありません(爆)。

当たり前ですが、純正スピーカーとは全然違う音で聞けます。特に中高域がしっかり出てるので、 女性ボーカルや管楽器の音の輪郭がハッキリしてます。多分3000Hz~5000Hzくらいがよく出てるんだろうなー。

さらに、意外と低音が出ます。鈴木はウーファーをつけているので低音はカットしちゃってますが、 十分な中低音のボリュームが得られます。売りに書いてある「17 cm2層構造IMXファイバーコーンウーファー」 ってやつが頑張ってるんでしょうか。よく分かりませんが。

10KHz以上の超高域については、正直そんなに印象が良くないです。というのも、 昔使っていたセパレート型のスピーカーはツイーター部がダッシュボード取付だったので、耳の高さにありました。だから、 高い音が物理的にも高い位置から聞こえてきたので聴覚上とても心地よかったのです。ですが、 このスピーカーはいくら音質が良くても所詮はドアスピーカー。ドア内張のスピーカーカバーで高音が減衰するうえ、 高音が足下から聞こえてくるので10KHz以上の高音の心地よさに関しては「大満足」とは言えません。

ですが、ツイーター部が可変で、耳の方向へ向けられるようになっているので、それをきちんとセットアップしてやれば意外といけます。 鈴木は最初、よくわからず適当に取り付けたのでツイーターが明後日の方向を向いていましたが(爆)、 後で可変部の意味に気づいてドアを分解し直し、きちんと取付し直したところ劇的とは言いませんが結構改善しました。

まぁ高音部についてはデッキのほうのEQをうまく調整してオーバー気味にしてやれば結構良い結果になるので、 そんなにナーバスにならなくても大丈夫かもしれません。セパレート型との違いを率直に書きたかっただけなので、 購入を考えている人はマイナスにとらえないでもらえれば…と思います。

総合的には買い…かな?

購入価格(15000円強)なりの音はしていると思います。(ひょっとしたら、インナーバッフルがいい仕事してるのかもしれないので、 +1000円が惜しくなければインナーバッフルとセットの導入がおすすめです。) デザインがカッコイイのにスピーカーネットに隠れてそれが見えないのが残念ですが、それを差し引いても良い仕事してくれていると思います。 ドアをちゃんとデッドニングすればもっと良くなると思うので、後で思い出したら試してみたいと思います。もうドアの内張り、 簡単に剥がせるし。ばりばり。

ちなみに。フィットのドアの内張りは、慣れれば3分で剥がせます。今日、ツイーター調整をするために剥がしたんですが、 両ドア合わせて10分ちょっとで作業が終わりました。「自分でスピーカーをつけるなんてちょっと…」と思ってる方、 試してみると面白いですよ!…でも、もし壊しちゃっても保証はできませんが(汗)。意外と壊れないなーと思いながらやってました。 よくできた車じゃー。

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