2011年7月31日

巨人MSに久々にマジギレする大人げない大人

鈴木の自宅仕事場ではMacを使っていて、色々と都合が良いのでBootcampにインストールしたWindows Vista Ultimate Editionを使っています。これをParallels Desktop 6でBootcamp領域を参照して使っているわけです。

先日、Parallels Desktop を5から6にアップグレードをした際、Windowsの再認証を迫られたので電話で対応してもらいました。そのとき、驚くべき回答を得たのです。

 

窓口担当者:「Bootcamp上にインストールしたWindowsを仮想化ソフトで呼び出した場合、追加のライセンスが必要です。」

ハァァァァァアア!?

鈴木:「前回も、前々回も、電話認証したときにそんなこと言ってなかったでしょ!?毎回明確にこちらの状況を伝えているのに。」

窓口担当者:「Windows 7を出したときにそのように決めたので、過去に遡って仮想環境での使用について規約で明文化されていない他のOS(XPとかVistaのこと)もWindows 7と同じライセンス運用になります。」

後出しジャンケンかよ!

 

鈴木:「前回の電話認証、Windows7出た後なんですけど…」

窓口担当者:「Windows7が出た当初は色々と議論がありましたが、その後そのように決まりました。」

 

テキトーかよ!!

ライセンスに関してユーザーに厳守を課すマイクロソフト側が、まさかこんなライセンスの適当運用をするとは…頭にきたのでマジギレしましたが、棒読みで同じ台詞を繰り返すばかり。とりあえずその場は電話を切りました。

で、後日とある方からアドバイスを頂きました。その内容とは「ライセンス条項に仮想環境でも使えると書いてある」というもの。で、実際に見てみました。

 

マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項(Windows Vista)

http://download.microsoft.com/documents/useterms/Windows%20Vista_Ultimate_Japanese_c6f19420-dc0c-4e0d-990d-44d2afb675a2.pdf

この中に、Windows VistaのUltimate版にのみ適用される追加条項について、このような記述があります。

 

「6. 仮想化テクノロジの使用。お客様は、ライセンスを取得したデバイスにインストールされた本ソフトウェアを、同じくライセンスを取得したデバイス上の仮想 (またはエミュレートされた) ハードウェア システムで使用することができます。(以下略)」

 

分かりやすいように書いていくと、

  1. 1.ラインセンスを取得したデバイスにインストールされた本ソフトウェアを
    →Vistaを買ってきてこのパソコンに入れるぞ!と決めたPCにインストールしたVistaを
  2. 同じくライセンスを取得したデバイス上の仮想ハードウェアシステムで
    →そのPC上の仮想化ソフト(Parallels Desktop)で
  3. 使用することができます。

 

…え?これって完全にセーフじゃない?明文化されてるじゃん!!

というわけで後日、再度電話しました。絶対使えるという確信をもちながら。

 

窓口担当者:「それは、仮想ハードウェアシステムで技術的に使えるよ、って意味で、ライセンス1個で同時に使えるってことじゃないよ。ライセンスの個数について明文化されてないでしょ?」

屁理屈かよ!!!子どもが「何時何分何秒?地球が何回回ったとき?」レベルだよ!!

 

鈴木「(百歩譲って)じゃあ、Bootcampのほうは認証解除していいので、Parallelsのほうだけ認証して下さい。」

窓口担当者:「Bootcampにインストールした時点で(認証してなくても)1ライセンスです。それを参照するのならもう1ライセンスです。」

 

おい!完全にライセンス条項と矛盾するぞ!どうやって1ライセンスで「ライセンスを取得したデバイスにインストールされた本ソフトウェアを、同じくライセンスを取得したデバイス上の仮想 (またはエミュレートされた) ハードウェア システムで使用する」ところまでたどり着くんだよ?拡大解釈とかそういうレベルじゃないよ…。

 

といっても窓口担当者は意見を曲げるはずもなく、ずっとロボットよろしく無感情で淡々としたやりとりを続けているだけなので(しかも無感情なくせに色々と間違うので穴だらけ。2回くらい論破されて、上記以外の矛盾する発言を繰り返していた…)とりあえずいったん諦めて、仮想環境にParallels Transporter Agent for WindowsをインストールしてBootcamp領域を丸ごとイメージ化して運用することにしました。これならOKなはず。

…って何が「これならOK」だよ!途中でライセンス規約曲げたり、書いてある規約では到底解釈し得ない論理を展開しようとしたり。感情的には全然OKじゃありません。ルールを守らせようとするなら、自分がルール守れよマジで。

というわけでWindowsが単なる動画エンコード用OSになる未来が見えてきました。音楽制作をまたMacベースにしようか迷い中です。でも、Mac Proって高い割に遅いんだよな…。普通にCore i7 2600Kあたりを積んでるMac Proが15万円くらいで出たら100%乗り換えるんですが。

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