機材レビュー　… YAMAHA n12/n8

鈴木７才on the WWW > 機材レビュー > YAMAHA n12

1 ･ 2 ･ 3 ･ 4 ･ 5

購入して設置後、いきなり問題にぶち当たりました(またかよ!!)何回インストールしても、CUBASE4用のExtensionがしっかりと当たらないのです。しっかり当たらないというのは、一度インストールするとちゃんと当たる(n12上のCUBASE READYランプが点灯する)んだけど、CUBASEを再起動するともう動かないという…。そして何度再インストールしても2度とCUBASE READYランプが点灯することはありませんでした(爆)。更に言うと、CUBASE側のMIDIデバイス一覧のMIDI出力ポートの名前が本来「n12 Remote」などと表示されていなければいけないところが「mLAN MIDI(8)」とか超ジェネラルな表記になっちゃってるという。さんざんドライバーやmLAN Toolsの再インストール、果てはCUBASE4自体の再インストールまで試したのに全然解決しない。ビックリするほど前進が感じられません。超足踏みです。完璧おかしいよコレ…

で、思い当たる節は2つ。

1. n12ドライバの初回インストール後、IEEE1394バスの構成を変えた
2. 使用しているP5B Deluxe WIFI/APのオンボード端子が悪さをしている

1番については…n12インストール後に不要になったSoundBlaster Audigy2を取り外したのですが、このAudigy、IEEE1394端子がついているのです。つまり、n12インストール前と後で1394ポートの数が変わったことが何らかの悪影響を与えているのではないか、と思ったわけで。とりあえず、買ったお店に相談しに行ったところ、店長がYAMAHAの人に話をつけてくれて直接話をする機会に恵まれました。そこで分かったことは…なんと(て言うか予想通り)n12側で1394バスの設定を覚えていて、接続を変えたときにうまく動かなくなる場合があるということ。で、それを回避するための工場出荷時状態にリセットする隠しコマンドがあるということ(笑)リセットのコマンドは取説に載っていません。ここに掲載する許可をその人にもらったので、載せちゃいます。

n12のリセットコマンド
ST + 2TR + MUTEボタンを押しながら電源ボタンON!!

成功すると、普段とは違ったLEDの点灯アクションが起き、全ての設定がリセットされます(ハードウェアトグルスイッチは当然押された状態のままですよ(笑))。で、接続を試したところ…

動いた!!やった!!

CUBASE READYランプも無事点灯、トランスポート機能もMIDI出力ポートの名前もちゃんと表示され、まるで万事解決したかのように思われました。ところが、運命の歯車は意外なところから狂い始めるものです(大げさ)。Windowsを再起動したら、速攻で動かなくなりした(核爆)。そのたびにリセットコマンドをかければちゃんと動くのですが、さすがにそれはおかしいということで、とりあえず2番に関する解決を図るために別途IEEE1394インターフェースを購入しました。到着は明後日の予定なので、週末に実験して結果をお伝えしたいと思います。

ちなみに、Windowsからののログオフやn12自体の再起動など、いくつかのバリエーションを試してみた後の動作は、下記の通りとなりました。

一度CUBASE4とn12の連携（CUBASE READYランプ点灯）を確認した後に・・・

1. Windowsの再起動→CUBASE4を起動してチェック … NG
2. ログオフ→同一ユーザーでログオン→CUBASE4を起動してチェック … NG
3. n12の電源OFF→n12の電源ON→CUBASE4を起動してチェック　…　OK
4. n12の電源OFF→Windowsを再起動→n12の電源ON→CUBASE4を起動してチェック　…　NG

さらに、NGだった後にタスクトレイのmLAN ManagerからRESET ALLを実行し、CUBASE4を立ち上げてチェックしたところ全てのケースでランプの点灯を確認できました。となると、「再ログインの動作時に、mLANの接続形態が変わってしまうためn12をリセットしmLANに再接続しないといけない」という仮説が成り立つと思われます。つまり、今日の時点では使う前に毎回RESET ALLを実行すればなんとか動作はしてくれる、という結論。ﾌﾟｷﾞｬｰ!!!

あと、ちゃんと動くようになったら音とか使い勝手とかを書きたいと思います(苦笑)。ちゃんと動かない事にはそういうこと書く気になれないもんで(^^;;;;;

やりました。苦節10日間。ついにn12のドライバ＆CUBASE4用エクステンションをしっかりとインストールできました（涙）。結局災いしていたのは、マザーボード(ASUSTek P5B Deluxe WIFI/AP)のオンボードのIEEE1394端子だったようです。一昨日の夜、速攻で通販で注文を入れたmatheyブランドのIEEE1394カード、MPFC-21が今日届いたので、早速取り付けて動作確認(と言う名の評価業務並の徹底調査)したところ、再起動しようがログオフしようがバッチリCUBASE READYランプが点灯することを確認しました!!!もちろんロケータやその他の動作もバッチリでございます。

これでようやく、ストレス無く純粋に制作活動に取りかかることが出来る…そう考えると逆に落ち着いて作業に向かえないのはもはや病気か！？

1 ･ 2 ･ 3 ･ 4 ･ 5

鈴木７才on the WWWへ　◆　機材レビュー TOPへ